ビジネスカードの申し込み手順や必要な書類など、カードが手元に届くまでの流れについてまとめました。
ビジネスカードの申し込みから受け取りまで
ビジネスカードの多くは、Web申し込みができます。
- 公式サイトの申し込みフォームから申し込む
(カードによってはこの段階で入会審査を行う) - 入会申込書が郵送で届く
- 入会申込書を記入し、必要書類等を同封の上カード会社に返送する
- 入会審査
- カード発行、郵送にて手元に届く
基本的にはこのような流れでカードが発行されます。審査のタイミング、郵送でのやりとりやカードの受取方法などは、会社によって違いがあります。
申し込みから受け取りまでは2~4週間
標準的なビジネスカードで、申し込みから発行までに2~4週間かかります。個人用の一般クレジットカードよりも発行までの日数が若干多くなります。
作成したいビジネスカードが決まったら、申し込み手順や受け取りまでの日数を確認しましょう。カードの発行には約1カ月かかることを念頭に、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
申し込みは公式サイトから
まずは、公式サイトにある申し込みフォームに必要な情報を入力し、送信します。入力は申し込み本人が行うのが基本です。
一社がさまざまなカードを発行している場合が多く、同一ラインでカードランクの違う種類が出ていることがあります。個人事業主が申し込めないカードもあるので、よく確認して申し込んでください。
申し込みフォームに記入する内容
申し込みフォームに記入する内容は多岐にわたります。ここでは、三井住友ビジネスカード for Ownersの申し込みフォームの記入項目を例に挙げてみました。
申し込みフォームに記入する内容
本人に関する情報 |
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事業に関する情報 |
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サービス等の希望 |
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項目は意外に多いのですが、申し込みフォームの記入自体は10分程度で終わります。預貯金額や所得見込など資料を用意した方が良い内容もあるので、余裕のある時に取り掛かった方が良いでしょう。申し込みフォームの内容で入会審査を行うカードもあります。
※1「希望の国際ブランド」とは、VISAやJCBなど、海外で使える国際ブランドのことです。カードによって、国際ブランドの選択肢は異なります。たとえば、JCB法人カードであれば、国際ブランドはJCBで決定しています。なお、1枚のカードに複数の国際ブランドを搭載することはできません。
※2「使用目的(生計費決済、事業費決済)」という項目があります。生計費とは自分のための買い物や自宅の光熱費などの費用であり、事業費とは事業の経費のことです。
※3 屋号は、法人でいう会社名のことです。個人事業主で、特に屋号を届け出ていない場合は入力の必要がありません。ビジネスカードには、券面に屋号を印字できる場合もあります。印字できるカードの場合、申し込みの際に希望を聞かれます。
入会申込書の返送
申し込みフォームを送信すると、カード発行会社からあらためて入会申込書が郵送されます。申し込みフォームの記入内容がすでに印字されている場合が多いです。
申込書の内容を確認し、必要事項を記入・捺印します。必要書類(本人確認書類や口座振替依頼書)を用意し、返送します。
必要書類
必要とされる書類は、カードにより異なるので確認しておきましょう。どのカードでも必ず求められるものは、本人確認書類です。今は、本人確認書類と口座振替依頼書だけでも申し込めるビジネスカードが多くなっています。書類をそろえる手間が少なくなり、手軽に申し込めます。
ビジネスカード申し込みに必要となる主な書類
- 申し込み本人の確認書類(運転免許証のコピー、パスポート、健康保険証、住民票の写し等)
- 口座振替依頼書
- 事業の確認書類(各種営業届等)※カードにより必要となる
- 所得証明書、確定申告書のコピー ※カードにより必要となる
所得証明書が必要となる場合
キャッシングを希望すると、所得証明書が必要となる場合があります。自治体によっては「収入証明書」や「課税証明書」という名称になっているのであわてずに申請しましょう。所得証明書は、多くの場合前年の確定申告書控えでも大丈夫です。基本的に、確定申告を済ませている人は所得証明書を用意する必要はありません。
入会審査
カード発行会社による審査が行われます。審査に必要な期間は、およそ7~10日間ほど。土日・祝日などをのぞいた日数となります。
審査の基準が公開されているカードは多くはありません。しかし、公式サイトに「赤字決算でも申し込めます」「開業したばかりでも申し込めます」と明記しているカードもあります。そうしたカードは比較的審査に通りやすい傾向があるので、チェックしてみてください。
なお、審査に通らない可能性を考えて、一気に複数のカードを申し込むのはおすすめできません。「多重申し込み」として、審査で落とされる可能性があります。多重申し込みが避けられる理由は、短期間でカードの申請を複数回行うと、貸し倒れのリスクがあると会社が考えるからです。
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カード受け取り
審査に通れば、新規カードが発行されます。カードの送付は、簡易書留や本人限定受取郵便(特定事項伝達型)などにより届けられます。
本人限定受取郵便(特定事項伝達型)では、受け取り時に本人確認用の公的証明書類を提示する必要があります。同居の家族が代理で受け取ることはできません。印鑑とともに、運転免許証などの本人確認書類を用意して受け取りましょう。