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Diners Clubのクレジットカードを使うメリット・デメリット

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2021/04/21

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Dinersを選ぶメリット・デメリット

憧れのステータスカードである「Diners Club(ダイナースクラブ)」。三井住友トラストクラブが発行しているクレジットカードです。アメックスと並んでハイステータスのカードとして有名です。

ダイナースクラブビジネスカード

Dinersのメリットとデメリット

メリット デメリット
  • ステータス性が高い
  • JCB加盟店でも利用可能
  • 高級感のある優待特典が豊富
  • プロパーカードの年会費が高い
  • 取得難易度が高い
  • 利用できる店舗がVISA・Mastercardに比べて少ない
  • ネットショッピングで利用できない場合がある

ステータス性が高い – Dinersのメリット

ハイステータスのクレジットカードといえば、アメックスとDinersが代表的です。そのうちDinersは、あまりなじみのないブランドかもしれません。

Dinersは、「世界で最初に発行されたクレジットカード」として知られています。国際ブランドの決済額シェアは1%弱で、世界第6位。大衆向けのVISAやマスターカードに対して、富裕層を対象に作られた国際ブランドです。会社経営者や医師、士業の方の間でよく利用されています。

海外はキャッシュレス文化なので、「クレジットカードを作れる人物か」「何のクレジットカードを所持しているか」が個人の信用に大きく関わります。Dinersカードを持っているということは、「カード会社がDinersカードを持つのにふさわしいと認めた人物である」ということ。日本で考える以上に、海外ではステータスカードに意味があるのです。

アメックスは最近、平均所得層にターゲットを広げるという方針転換を示しました。それに対してDinersは、当初から「社会的信用の高い方のためのカード」であり、今もその姿勢を変えていません。最高級クラスのブランドとしての価値を誇ります。

JCB加盟店でも利用可能 – Dinersのメリット

Dinersは、一般的な所得者層にはややマイナーな国際ブランドです。JCBやVISA、Mastercardに比べると、広告宣伝もそれほど多くはありません。

昔は、国内のDiners加盟店は少なく、使いにくいブランドという印象がありました。富裕層が利用するハイクラスの店では利用できるけれど、カジュアルな店では使えない、ことが多かったのです。

それが、JCBと提携を結んだことで一気に使い勝手が良くなりました。国内でカードを利用できる店であれば、ほぼ気にすることなく使えます。コンビニ、スーパー、交通機関、ファミレスなどで利用できます。JCBのマークがあるけれどDinersのマークはない、という場合も、ためしにカードを渡すと決済できる場合も多いようです。

ただし、海外ではDinersを使える店はVISA、Mastercardよりも少なくなります。デメリットで後述します。

高級感のある優待特典が豊富 – Dinersのメリット

Dinersは、優待特典が豊富です。たとえば、以下のようなオリジナルのサービスがあります。

  • エグゼクティブダイニング(対象レストランで1人または2人分無料に)
  • 国内・海外の対象ホテル優待(優待料金や優待サービスつきで利用可能)
  • 世界で1,000ヶ所以上の空港ラウンジが年間10回まで無料で使える(プライオリティ・パスとは異なる)
  • 空港から自宅に手荷物無料配送(復路のみ・手荷物1つまで)
  • 空港パーキング(50万円以上のツアーなど利用の場合、指定パーキングを旅行期間中無料で利用可)
  • 空港前泊ホテルサービス(50万円以上のツアーなど利用の場合、指定ホテルの部屋を用意・室料無料)
  • ゴルフ場予約・ゴルフ練習場優待
  • 24時間対応海外サポート(海外緊急アシスタンス)

いずれも、高級感があふれるサービスばかりです。一般的なクレジットカードにはない、その道の第一人者を招いての体験イベントなども開催しています。

次に、Dinersのデメリットを説明しましょう。

プロパーカードの年会費が高い – Dinersのデメリット

Dinersカードの年会費は、最も安い「ダイナースクラブカード」で24,200円(税込)です。クレジットカードには、年会費無料をアピールしているものがたくさんありますが、その中ではかなりの高額です。それはプロパーカードだけではなく、提携カードでも同じです。

同じようにステータスカードであるアメックスを見てみましょう。アメックスもプロパーカードだけでなく提携カードがいろいろ出ており、年会費が安いものがいくつもあります。ところが、Dinersは提携カードでも年会費は24,200円(税込)以下のものが見当たりません。あくまでも、高額の年会費を負担と思わない方が申し込むカードだということです。

取得難易度が高い – Dinersのデメリット

ステータスの高いカードの場合、気になるのは審査基準でしょう。Dinersカードの入会資格として明記されていることは、年齢が27歳以上という条件だけです。ある程度社会経験のある大人を対象に発行されるということがわかります。

他の審査基準は公表されていませんが、Dinersは一番ランクが低いカードでも、他社のゴールドカードに匹敵するスペックなので、審査もそれ相応の基準ではないかと考えられます。

以前は「カード発行クイック診断」というものがあり、カード発行の可能性を診断してくれたのですが、今はなくなっています。その当時、入力例として年収400~500万円という表記があったため、この数字が目安になると言われていました。今は、それよりもやや審査基準が緩くなったのかもしれません。

現在の申し込み画面を見てみましょう。たとえば勤続年数に関しては、入力例として「4年」と表示されます。職業選択の項目では、「契約・派遣社員」「主婦」「無職」も選択肢に入るようになりました。以前よりも間口を広げている印象があります。審査基準は明確でないので断言できませんが、今は正社員でなくても審査に通る可能性があるようです。

利用できる店舗がVISA・Mastercardに比べて少ない – Dinersのデメリット

JCBとの提携の成果もあり、日本では使える店が増えているDiners。しかし、海外の加盟店数では、世界1位のVISA・2位のMastercardとは大きな差があります。

Diners発祥の地であるアメリカではそこまで不便に感じませんが、他の国では利用できる店が限られます。ヨーロッパ、アジア圏ではDinersを利用できる店が少なく、使い勝手は今ひとつです。

これは、加盟店手数料の高さが関係しています。VISAやMasterCardは手数料が3~5%なのに、Dinersは7%前後とのこと。一流ホテルやレストランなどに限定して利用できる、と思っておいた方が良さそうです。

海外旅行を控えているのであれば、Dinersだけではなく、サブカードとしてVISAまたはMastercardも用意しておきましょう。

ネットショッピングで利用できない場合がある – Dinersのデメリット

ネットショッピングの大手であるAmazonや楽天などは問題なく利用できますが、中には「VISA、MasterCard、JCBは使えるのに、ダイナースだけ使用不可」というところがあったりします。その理由の一つは、カード番号のケタ数がDinersは14ケタということです。

実は、VISAやMastercardはケタ数が16ケタ。オンラインショッピングの決済画面をチェックすると、多くの場合16ケタ表示…「4ケタ – 4ケタ – 4ケタ – 4ケタ」の枠で入力することになっています。

14ケタのDinersの場合、左詰めで数字を入力することで決済が可能なこともありますが、中には対応していない決済画面があるので注意が必要です。

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