中小企業・個人事業主のためのビジネスカード情報

VISAとMastercardを比較 – 2大国際ブランドの違いを分かりやすく

PR

2022/05/02

date
VISAとMastercardの比較

VISAとMastercardは、どちらも世界で利用できる信頼性、認知度の高い2大国際ブランドです。この2者の違いをまとめてみました。

VISAは世界NO.1・Mastercardは世界NO.2のブランド

VISAとMastercardは、国際的なカード決済機能を提供しています。世界中どこでも、24時間利用できるクレジットカードは、海外旅行の必需品です。

世界トップブランドであるVISAと第2位であるMastercardは、どちらも世界的に有名な国際ブランド。海外の多くの地域で利用でき、加盟店の数も膨大です。国内でも、カードを使える店であればほとんどの店で利用できます。

VISAとMastercardの比較

VISA Mastercard
世界での売上シェア 約50%・世界1位 約26%・世界2位
会員数 約23億人 約10億人
利用できる国や地域 世界200以上の国、地域 世界210以上の国、地域
Apple Pay 現在、Apple Payのサービス
すべてには対応していない
Apple Payに対応している
海外キャッシング VISA、Plusマークのある
ATMで可能
Mastercard、Cirrus(シーラス)
マークのあるATMで可能
代表的なカード 三井住友VISAカード など MUFGカード など

世界売上シェア等のデータは2018年のニルソンレポートによる

圧倒的なシェアを誇るVISA

世界での売上ではVISAが飛び抜けています。クレジットカード決済額は約50%のシェアを持っており、会員数も23億人を数えます。Mastercardの方は約26%の売上シェアを持ち、第2位です。会員数は10億人で、VISAにはかないませんが、数多くの人に選ばれているのがわかります。

VISAとMastercard世界のカード決済額

VISAとMastercardを合わせて、世界のカード決済額の8割近くを占めていることになります。初めてのカードで国際ブランドを選ぶのであれば、VISAまたはMastercardを選んでおけば間違いありません。

世界中の国や地域で利用できる

利用できる国や地域は、VISAもMastercardもほとんど差がありません。Mastercardの会員数はVISAほど多くないので決済額は少なくなります。しかし、利用エリアがほぼ同等と考えると、Mastercardを使える場面はVISAとそれほど差がないと言えるでしょう。

以前は、「アメリカではVISAが強いがヨーロッパは今ひとつ」「ヨーロッパに強いのはMastercard」というイメージがありました。今はそんなこともないようです。両方とも、世界200以上の国や地域で通用するブランドです。

Apple Payの機能を最大限利用できるのはMastercard

読み取り機にかざすだけで決済が終了する電子マネー

Apple Payは、iPhoneやApple Watchで利用できるおサイフケータイ機能です。モバイルSuicaと同じように電車に乗ったり、iPhoneなどを使ってiDやQUICPayで支払いができるようになっていますこのApple Payへの対応において、VISAとMastercardで差があります。

MastercardはApple Payの機能すべてに対応しています。それに対してVISAは、Apple Payにカードを登録して利用することは可能ですが、いくつか使えない機能があります。

例えば、VISAのカードではApple Payを使ったネット決済はできません。ネットショッピングなどでは、Apple Pay以外の支払い方法を選ぶことになります。また、WalletアプリでのSuicaへのチャージにも対応していません。Suicaアプリでのチャージやオートチャージは対応しています(2021年1月現在)。

VISAカードがApple Payでできること・できないこと

iPhoneなどを活用していて、Apple Payをいろいろな場面で利用するのであれば、Mastercardの方が適しています。とはいえ、VISAの対応は今後改善される可能性が高いと思われます。期待しましょう。

海外キャッシングに便利なVISA、Mastercard

VISAもMastercardも、海外でキャッシングをすることができます。国内でATMから現金を引き出すのと同じ要領で、海外で現金を受け取れるのは便利ですね。

キャッシングができる場所は空港や銀行、繁華街などにあるATMです。VISAとMastercardでは、対応するATMの種類が異なるので、チェックしておきましょう。

  • VISA  … 「VISA」「PLUS」マークのついたATM
  • Mastercard … 「Mastercard」「Cirrus(シーラス)」マークのついたATM

VISAとMastercardは、国内でも、海外でも利用する機会が多い国際ブランドです。これからクレジットカードを作るのであれば、どちらか一つは持っておくことをおすすめします。

デルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」とは?
デルタ航空のラウンジサービス「デルタ スカイクラブ」とは?
VISAカードがApple Payでできること・できないこと
VISAカードがApple Payでできること・できないこと
Dinersを選ぶメリット・デメリット
Diners Clubのクレジットカードを使うメリット・デメリット
利用付帯と自動付帯の違いをわかりやすく
利用付帯と自動付帯の違い – クレジットカードの旅行保険
国際ブランドMastercardを選ぶメリット・デメリット
Mastercardのクレジットカードを選ぶメリット・デメリット
国際ブランドJCBを選ぶメリット・デメリット
国際ブランドJCBを選ぶメリット・デメリット – クレジットカードの基本

PAGE TOP