クレジットカードと言えば「VISAカード」と答える人は多いことでしょう。世界のトップブランドであるVISAのメリットとデメリットを紹介します。
目次
VISAは世界で一番使われている国際ブランド
VISAは、世界で最も利用されている国際ブランド。売上シェアは50%に達しており、世界のクレジットカード決済額の半分以上がVISAによるものです。
VISAのメリットとデメリット
メリット | メリット |
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ニルソンレポート、公式ホームページなどを参照
世界NO.1ブランド – VISAのメリット
VISAはアメリカ・サンフランシスコに本社があるクレジットカード会社。VISAとは「Value International Service Association(世界通貨)」の略称で、名実ともに世界で通用する決済システムです。売上高、発行枚数など、いずれも最大規模を誇ります。
VISAの知名度は高く、世界中で人気があります。圧倒的なシェアを持つ国際ブランドです。
会員数が多い – VISAのメリット
会員数は世界で約23億人。これだけの人数がカードを利用しているので、決済額も大きくなります。他社のカードをメインで使っていても、2枚目はVISAを持っておこう、という人も多くいるようです。
会員数の多さは、それだけ信頼が厚いということを意味しています。世界中の人に支持されている国際ブランドです。
世界的に加盟店が多い – VISAのメリット
VISAを利用できる国や地域は「世界約200以上」と公式サイトに明示されています。加盟店の数も膨大です。加盟店になるには手数料が必要ですが、VISAはその額を安く設定しています。手数料の負担を軽くすることで、世界の大小さまざまな店舗がVISAに加盟することができました。
加盟店が多いということは、利用者がカードを使う機会が増えるということです。「MastercardやJCBなど他の国際ブランドが使えるのに、VISAは利用できない」という店というのはほとんど見られません。VISAは世界のどこででも使いやすいブランドです。
VISAとMastercardを比較 – 2大国際ブランドの違いを分かりやすく
提携カードが豊富で入手しやすい – VISAのメリット
VISAは決済システムを提供する会社であり、自社でカードを発行しません。VISAのカードを持つ、ということは「VISAと提携しているカード発行会社で、VISA搭載のカードを作る」ということです。
VISAの利用者が23億人もいるのは、VISAと提携しているカード会社が多いということでもあります。日本でも、VISAと提携している発行会社は数多くあります。
VISAを搭載できるカード会社
- 三井住友カード
- 三菱UFJニコス
- クレディセゾン
- ユーシーカード
- ライフカード
- セディナ
- 楽天カード など
それぞれの発行会社から、個性のある提携カードが用意されています。審査も通りやすいものから厳しいものまで多彩です。
国際ブランドデビューをするのであれば、まずはVISAから、と言っても差し支えないでしょう。海外旅行にひんぱんに行くのであれば特に、VISAを持たない理由はありません。
次に、VISAのデメリットを説明しましょう。
ステータス性は高くない – VISAのデメリット
たくさんのクレジットカード発行会社から、提携カードとして生み出されているVISAカード。年会費無料・学生でも申し込めるカードから、ゴールドカード・プラチナカードなど年会費も付帯サービスもハイレベルなカードまで、さまざまです。つまり、VISAそのものにはステータス性はないと言って良いでしょう。
カードステータスを求めるのであれば、American Express (アメリカン・エキスプレス)やDiners Club (ダイナースクラブ)などの国際ブランドの方が適しています。
Apple Payの機能すべてには対応していない – VISAのデメリット
Apple Payは、iPhoneなどで使えるおサイフケータイ機能です。Appleが提供する決済サービスで、クレジットカードの情報をiPhoneなどに取り込んで利用します。モバイルSuicaのようにiPhoneを使って電車に乗ったり、コンビニで買い物ができるようになります。
VISAでもApple Payが利用できるのですが、一部の機能に未対応であることがわかっています(2021年1月現在)。
VISAが対応していないApple Payの機能
- Apple Payによるオンラインショッピングの支払い
- WalletアプリによるSuicaへのチャージ(Suicaアプリでのチャージやオートチャージには対応)
VISAでもApple Payは利用できますが、今のところすべての機能に対応していないのは残念です。Apple Payを利用する機会が多い方は、VISA以外のカードで登録した方が良いでしょう。