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アメックスのビジネスカード – グリーン・ゴールド・プラチナの比較

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2021/08/05

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アメックスのビジネスカード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、国際ブランド「American Express」のプロパーカードです。

この3つのランクがあり、いずれもステータス性の高いビジネスカードです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの特徴

スタンダードカードであるアメックスビジネスは、緑色のカードフェイスから「アメックスグリーン」とも呼ばれます。グリーン、ゴールド、プラチナカードに共通するアメックスのビジネスカードには以下のような特徴があります。

  • ハイステータスな国際ブランド「American Express」のプロパーカード
  • 年会費が他社の同ランクカードと比べて高額
  • 空港ラウンジサービスやプロテクションサービスなど付帯特典が優秀

グリーン、ゴールド、プラチナの比較

グリーン ゴールド プラチナ
カードデザイン アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード アメリカン・エキスプレス ビジネス・プラチナ・カード
年会費(税込) 13,200円 36,300円 143,000円
実質還元率 0.3% 0.3% 0.5%
ショッピング枠 利用者により異なる
キャッシング枠 なし
国内旅行傷害保険 最高5,000万円
海外旅行傷害保険 最高5,000万円 最高1億円 最高1億円
ショッピング補償 年間最高500万円
空港ラウンジサービス 国内主要28空港
ハワイ・韓国
国内主要28空港
ハワイ・韓国
プライオリティパス等
追加カード発行枚数 無制限(3枚目から要電話連絡) 4枚
追加カード年会費(税込) 6,600円 13,200円 無料
ETCカード年会費(税込) 550円 550円 無料
支払い方法 1回払い
申し込み 一般申し込み可 一般申し込み可 招待制

アメックスビジネスは年会費が高額で、ステータス性の高いビジネスカードです。その分基本的な性能も充実しています。

旅行保険の適用には利用付帯と自動付帯という2つの条件があります。アメックスグリーンの国内・海外保険と、ゴールド・プラチナの国内保険はいずれも利用付帯です。ゴールドとプラチナの海外保険は、利用付帯分5,000万円と自動付帯分5,000万円とに分かれています。保険とその付帯条件については、後ほどあらためて説明します。

きめ細やかなプロテクション・サービス

アメックスには、利用者を保護(プロテクト)するオリジナルのサービスが用意されています。「プロテクション・サービス」の内容を見てみましょう。

アメックスのプロテクション・サービス

オンライン・プロテクション ネット上でカード不正使用に遭った場合の補償
リターン・プロテクション カード購入商品の返品を購入店が受け付けない場合の補償
ショッピング・プロテクション 国内外のカード購入商品について破損・盗難などの損害補償
キャンセル・プロテクション 病気・ケガによる入院などのため出張等をキャンセルした場合の損害補償
国内航空機遅延費 国内出張の際の航空機遅延・手荷物紛失などにより発生した費用を補償
フリープロテクト・プラン 国内で外出中に携行品を紛失・盗難にあった場合の補償
ビジネス・ワランティ・プラス 購入品の自然故障や事故による故障を補償
10,000円以上の商品が対象
カー・ピッキング・プロテクション 事業用車両の中のPCや鞄などの盗難・破損を補償

ショッピングなどによるトラブルなど、さまざまな場面で利用者を守ってくれるサービスです。カードランクによって付帯するサービスが異なります。

グリーン、ゴールド、プラチナカードに付帯するプロテクション・サービス

グリーン ゴールド プラチナ
オンライン・プロテクション 全額補償
リターン・プロテクション 1商品3万円まで
年間15万円まで
ショッピング・プロテクション 年間最高500万円
キャンセル・プロテクション なし 年間最高10万円 年間最高50万円
国内航空機遅延費 なし 最高4万円 最高4万円
フリープロテクト・プラン なし なし 年1回
最高5,000円
ビジネス・ワランティ・プラス なし なし 修理補修費
カー・ピッキング・プロテクション なし なし 年間30万円まで

付帯するサービスは上位ランクになるにしたがって増えていきます。ただし、キャンセル・プロテクション以外は補償金額が変わりません。特にショッピング・プロテクションは、グリーンから最高500万円と手厚い補償が付いています。

スタンダードなカードにも空港ラウンジサービスが付帯

一般的にゴールドカード以上のカードに付帯する「空港ラウンジサービス」が、アメックスのビジネスカードではグリーンから利用できます。

グリーン ゴールド プラチナ
国内空港 国内主要28空港
海外空港 ハワイ・韓国 ハワイ・韓国 プライオリティパス
デルタ航空ラウンジ

グリーンとゴールドでは、国内主要28空港のラウンジが無料で利用できます。また、海外空港ではハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国の仁川国際空港にあるラウンジにも入室できます。本カード会員だけでなく、同伴者1名も無料で使えることもメリットです。

アメックスプラチナでは、海外空港ラウンジサービスの「プライオリティ・パス」会員資格が付帯します。プライオリティ・パスは世界1,300カ所以上の空港ラウンジを利用できるサービスで、ラウンジはVIP専用の贅沢なつくりになっています。

プライオリティ・パスを利用するにはあらかじめ申し込みが必要です。通常約45,000円の年会費が必要なところ、カード特典により無料で会員登録ができます。

また、プラチナではプライオリティ・パスとは別に、デルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」も利用できます。プライオリティ・パスとプラスして、海外空港ラウンジの選択肢が広がります。

どのカードにも国内・海外旅行傷害保険が付帯

グリーン ゴールド プラチナ
国内旅行
傷害保険
最高5.000万円
(利用付帯)
海外旅行
傷害保険
最高5.000万円
(利用付帯)
最高1億円
(利用付帯分5,000万円、
自動付帯分5,000万円)
最高1億円
(利用付帯分5,000万円、自動付帯分5,000万円)

ビジネススタンダードカードでは、国内・海外旅行傷害保険両方が付帯するものはあまり多くはありません。しかし、アメックスビジネスのグリーンには2つとも付帯します。

補償金額もグリーンから5,000万円(国内・海外)と大きく設定されています。ただし、付帯条件には違いがあるので注意が必要です。

利用付帯は、事前に旅行代金などをカードで支払うことで保険が適用されます。自動付帯ではカードを持っていれば特に手続きは必要ありません。アメックスゴールド、プラチナの海外旅行傷害保険には利用付帯分と自動付帯分があるため、最高補償額が適用されるには利用付帯条件を満たしておくことが必要です。万が一のことを考えて、旅行費用は基本的にカード決済しておくことをおすすめします。

アメックスのビジネスカードを利用するメリット・デメリット

メリット デメリット
  • ステータス性の高いアメックスカード
  • 空港ラウンジサービスなど優秀な付帯特典
  • 独自のプロテクションサービスが付帯
  • 年会費が高額
  • VISAやMastercardよりも加盟店が少ない
  • 実質還元率が高くはない

アメックスビジネスの第一の魅力は、そのステータス性にあります。アメックスには「富裕層が持つカード」というイメージがあり、どの国でも名前が知られています。カードそのものがステータスシンボルのようなものです。ステータスカードを入手したいのであれば、アメックスカードを選べば間違いありません。

付帯特典は優秀で、スタンダードカードであるグリーンから空港ラウンジサービスや国内・海外旅行傷害保険が利用できるのはすでに紹介した通りです。ショッピング枠にも上限が設けられていません。アメックスオリジナルのプロテクションサービスにより、安心してカードを利用することができます。

その一方で、国際ブランドとしてのAmerican Expressは、加盟店数でVISAやMastercardに水をあけられています。JCBと提携しているため、日本国内ではクレジットカード払いが可能な店であればほとんどの場面で利用できますが、海外では少々不便を感じるかもしれません。海外へ渡航する機会の多い方、特にアメリカ以外の国へ行くことが多い方は、VISAまたはMastercardのカードも用意しておくと良いでしょう。

アメックスは付帯特典がきめ細やかで高スペックのカードですが、その分年会費は高額です。また、ポイントの還元率も高くはありません。ビジネスカードの還元率の標準は約0.5%ですが、アメックスグリーン、ゴールドの実質還元率は0.3%と少々下がります。ポイント還元を重視するのであれば、アメックス以外のカードを検討することになるでしょう。

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