JCB法人カードは、日本生まれの国際ブランドJCBが発行しているビジネスカードです。一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの3種類が用意されています。
JCB法人カードの特徴
カード名称には「法人」の文字がありますが、個人事業主でも申し込むことができるビジネスカードです。一般、ゴールド、プラチナカードに共通する本カードの特徴には、以下のようなものがあります。
- 日本の国際ブランド「JCB」のプロパーカードであり信頼性が高い
- 年会費は手頃で基本性能が高く、コスパが良い
- 海外でのポイント2倍、提携店舗でのポイント優待などポイントプログラムが充実
JCB法人カード 一般・ゴールド・プラチナの比較
本カードでは、プラチナカードも一般申し込みが可能です。プラチナカード作成のために、一般カードなどから利用実績を積む必要はありません。
日本発の国際ブランド、JCBの法人カード
JCBは日本で生まれた国際ブランドです。ここでいう国際ブランドとは、世界的に使えるクレジットカードの決済ブランドのことで、VISAやMastercardなどがトップブランドとして知られています。JCBは日本でのシェアが高く、国内のクレジットカードが使える店舗でJCBが使えないところはほとんどありません。
日本の会社ですから、海外で利用する場合は日本人へのきめ細やかなサポートが期待できます。電話でも日本語でやりとりできるので安心です。英語が不得手だったり海外旅行に不安があったりする場合には、頼もしい存在となるでしょう。
日本のクレジットカード会社の代表的な存在として、ステータス性もあります。このJCB法人カードは、プロパーカードである「JCB ORIGINAL SERIES(JCBオリジナルシリーズ)」の一つに加えられており、信頼性は抜群です。JCB法人カード最上位のJCBプラチナは、社会的信用度の高いカードとして定評があります。
一般カードから海外・国内旅行傷害保険が付帯
一般 | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
国内旅行 傷害保険 |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高5,000万円 (自動付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
海外旅行 傷害保険 |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高1億円 (利用付帯分5,000万円 自動付帯分5,000万円) |
最高1億円 (自動付帯) |
上記の通り、カードに付帯する保険の内容はカードランクによって異なります。旅行傷害保険に関しては、ビジネスカードの標準を考慮すれば、それぞれのカードランクにおいて十分な内容と言えます。
利用付帯は、旅行前にツアー代金や航空券、空港までの公共交通機関の運賃などのいずれかをカード決済しておくことで保険が適用されます。自動付帯は、カードを持っていさえすれば特別な手続きは必要なく、保険が適用されます。
JCBゴールドの海外旅行傷害保険は、利用付帯分と自動付帯分が設定されています。可能な限り旅行代金等をカード支払いして、利用付帯条件を満たしておくようにしましょう。いざという時の補償額が違います。
海外ショップでのカード利用でポイント2倍に
JCB法人カードのポイントプログラムは「Oki Doki ポイント」です。カード利用額に応じてポイントが付与され、貯めたポイントはさまざまな商品と交換ができます。ポイントの実質還元率は0.5%で、これはビジネスカードとしては標準的な水準となっています。
一般、ゴールド、プラチナ共通のポイントアップシステムとして、海外店舗でのダブルポイント付与があります。ポイントアップ条件は、会員専用WEBサービス「MyJCB」を登録の上、JCB海外加盟店でカード決済をすること。海外出張が多い方はポイント還元のメリットが大きくなります。
海外ショップには、Amazonなど海外企業のオンラインショップも含みます。オフィスの備品購入に使うだけでもポイントが2倍得られるので、「海外には行かない」という人もチャンスがあります。
これとは別に、JCBオリジナルシリーズ提携店でのポイント優待もあります。たとえば「店頭でのカード決済によりポイント2~5倍」「MyJCBログイン後にオンラインショッピングをするとポイントアップ」などのメニューがあります。
JCBオリジナルシリーズ提携店の例
- Amazon
- ビックカメラ
- スターバックス
- 昭和シェル石油
- 成城石井
- セブンイレブン
- JCBトラベル
- ニッポンレンタカー
JCB法人カードのまとめ
なんといっても信頼性の高い国際ブランドJCBのプロパーカードというのが、本カードの特徴です。(国際ブランドが自ら発行するクレジットカードが、プロパーカードと呼ばれます。)
メリット | デメリット |
---|---|
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年会費はどのランクにおいてもビジネスカードの標準的な金額です。一般カードとゴールドカードは初年度無料で使えるので、ビジネスカードを試してみたい方にもおすすめです。ビジネスカードとしてスタンダードなスペックを備えており、使いやすいカードと言えます。
日本人になじみのない国で利用機会が減るのがJCBカードの欠点です。特に日本から離れた国への海外出張が多い場合は、加盟店数世界トップのVISAか、世界2位のMastercardのカードを一枚作っておくと安心です。逆に、日本人がよく訪れるアジアやハワイではJCB加盟店が多いため、カードが使いにくいということはあまり感じられないでしょう。