三井住友ビジネスカードには、以下3つのランクのカードが用意されています。
本カードは、株式会社など法人専用のビジネスカードです。個人事業主は三井住友ビジネスカードの申し込みをすることはできません。
目次
三井住友ビジネスカードの特徴
三井住友ビジネスカードは、カード使用者がおよそ20名以下の法人向けに発行されるビジネスカードです。
- 信頼性の高い三井住友ブランドのビジネスカード
- 年会費は標準的で使いやすい上、基本スペックも高い
- 同社の「三井住友ビジネスカード for Owners」よりも付帯機能が少ない
クラシック、ゴールド、プラチナカードに共通する主な特徴には、この3点があります。
三井住友ビジネスカード クラシック・ゴールド・プラチナの比較
ETCカード年会費は、年1回以上の利用があれば翌年度も無料になります。
三井住友ビジネスカードは、いずれも国際ブランドをVISAかMastercardから選ぶことが可能です。VISAを選んだ場合はVISAの、Mastercardを選んだ場合はMastercardのビジネス特典も付帯します。ゴールドやプラチナの場合は、ゴールド特典などのプレミアムなサービスも加わります。
旅行傷害保険の比較 – 利用付帯と自動付帯
クラシック | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 (利用付帯) |
最高5,000万円 (利用付帯4,000万円、自動付帯1,000万円) |
最高1億円 (自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | なし | 最高5,000万円 (利用付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
上記の通り、クラシックは海外旅行保険のみ付帯し、利用付帯で最高2,000万円の補償額です。国内旅行保険はゴールドから付帯します。ゴールドの海外保険の付帯条件は少々複雑で、「利用付帯分」と「自動付帯分」に分かれています。
ゴールドカードで海外へ行く場合は、事前にカードで旅行費用を支払っていくようにしましょう。最高額である5,000万円まで補償が確保されます。プラチナでは海外・国内保険ともに自動付帯となっています。最高1億円の手厚い補償は、ビジネスカードでも最高ランクの内容です。
ゴールドから付帯する空港ラウンジサービス
クラシックカードでは付帯しない空港ラウンジサービスが、ゴールドカード以上で付帯します。ビジネスカードではゴールドカードによく付帯する特典です。
空港での待ち時間をゆったり過ごすことのできる空港ラウンジサービスは、プレミアムなサービスの1つです。この特典を利用したいためにゴールド、あるいはプラチナカードを取得するという人も少なくありません。
ゴールドカードで利用できるのは全国の国内空港のラウンジですが、海外空港のラウンジは対象となっていません。プラチナになると、世界での空港ラウンジサービスがプラスされます。「プライオリティ・パス」です。
プライオリティ・パスは世界1,300カ所以上のVIP専用空港ラウンジが利用できる会員制サービスです。本来45,000円ほどかかる年会費が無料になるので、非常にお得な特典です。プライオリティ・パスの利用には事前に申し込みが必要なので、カード入手後に申請するようにしましょう。
海外でキャッシングサービスを利用できる
個人向けのカードでは気軽に使えることの多いキャッシングですが、ビジネスカードではキャッシング機能のあるものはあまりありません。しかし、海外では両替よりATMでキャッシングを利用した方がお得な場合があります。両替の手数料よりキャッシングの手数料の方が安い場合があるからです。
地域にもよりますが、海外キャッシングには「街中にATMがたくさんあって使いやすい」「24時間ATMを利用できる」などのメリットもあります。海外出張が多い方は、海外キャッシング機能もチェックしてみてください。
キャッシング機能を希望する場合は申し込みが必要です。審査を経て、キャッシング可能額が決定します。利用額と暗証番号は渡航前に確認をしておきましょう。なお、キャッシング機能が不要な場合は、申し込まないことも可能です。
キャッシングサービスを申し込む場合、審査はより慎重に行われます。審査通過が心配であれば、入会審査時にキャッシングを申し込まない方がベターです。カードを入手した後にキャッシングサービスを申し込むこともできます。
三井住友ビジネスカードを利用するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
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三井住友カードの中小企業用ビジネスカードであり、信頼性とステータス性がそなわったカードです。クラシック・ゴールド・プラチナ、いずれのカードも年会費はビジネスカードの標準的な金額なので、コストの負担が重いということはありません。
中小企業向けのビジネスカードは、同じ三井住友カードからもう一種類発行されています。「三井住友ビジネスカード for Owners」(以下、三井住友Owners)です。こちらのカードは法人代表者だけでなく、個人事業主も申し込めるようになっています。
三井住友ビジネスカード for Owners との比較
三井住友ビジネスカード | 三井住友Owners | |
---|---|---|
発行対象 | 法人 | 法人代表者、個人事業主 |
初年度年会費 | 初年度から有料 | 初年度無料 (クラシック、ゴールドのみ) |
必要書類 | 法人代表者の本人確認書類 登記簿謄本 プラチナでは決算書二期分も |
申し込み者の本人確認書類 |
カード利用枠 | 比較的大きい | |
年会費優遇制度 | なし | あり (クラシック、ゴールドのみ) |
キャッシング | あり(海外のみ) | あり(国内、海外) |
支払い方法 | 1回 | 1回・2回、リボ、 分割、ボーナス一括 |
支払日の種類 | ゴールド、プラチナは 2種類から選択 |
2種類から選択 |
ポイント交換 | 商品交換可能 | 商品交換、マイル移行 |
電子マネー | プラスEXカード | iD、プラスEXカード、PiTaPa、WAON |
Apple Payへの登録 | 不可 | 可能 |
三井住友ビジネスカードと三井住友Ownersは、保険などについては共通の設定となっています。しかし、主に付加的なサービスについては三井住友Ownersの方が選択肢が多く設定されていることがわかります。支払い方法や電子マネーなどの機能です。
三井住友ビジネスカード・三井住友ビジネスカード for Owners の利用枠の比較
三井住友ビジネスカード | 三井住友 for Owners | |
---|---|---|
クラシック | 20万円~150万円 | 10万円〜150万円 |
ゴールド | 20万円~300万円 | ~300万円 |
プラチナ | 150万円〜500万円 | 200万円~500万円 |