中小企業・個人事業主のためのビジネスカード情報

設立間もない会社でも作れる法人カード

2020/02/07

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設立間もない会社でも作れる法人カード

ビジネスカードの中には、会社を設立して日が浅くても申し込めるものがあります。審査が法人代表者個人の信用度を重視するものを選べば、会社の決算書を用意する必要もありません。設立間もない法人でも入手できるビジネスカード、法人口座の開設について、ビジネスカードの審査基準などを紹介します。

設立間もない会社でも作れる法人カード

下表のビジネスカードは、会社設立すぐでも新規発行が可能なビジネスカードです。どのカードも申し込みの必要書類は「本人確認資料」のみとなっています。登記簿謄本、決算書類等を用意する必要はありません。

設立間もない会社でも作れる法人カード

ライフカード
ビジネスライト
三井住友ビジネスカード for Owners オリコ EX Gold for Biz M セゾンプラチナ
カード
デザイン
ライフカードビジネスライト 三井住友ビジネスカード for Owners クラシック オリコ EX Gold for Biz セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード
年会費
(税抜)
無料 1,250円 2,000円
初年度無料
20,000円
支払い口座 法人名義口座 法人口座 または
申し込み本人の
個人名義口座
法人名義口座 法人口座 または
申し込み本人の
個人名義口座

セゾンプラチナは、年間200万円以上のショッピング利用があった場合の翌年の年会費は10,000円(税抜)になります。

法人口座の開設には約1カ月が必要

会社を設立したら、最初の業務として法人口座を開設するのが基本です。設立後からそのまま個人口座だけでは公私混同していると思われやすく、金融機関からの融資も受けにくくなります。

ビジネスカードの多くは、支払い口座に「法人名義口座」を指定しています。ただし、法人口座はすぐには開設できません。開設に必要となる「履歴事項全部証明書(登記簿謄本)」は設立後1~2週間たたないと入手できないため、法人口座ができるまで約1カ月間かかります。

法人口座は、都市銀行・地方銀行の他、信用金庫や信用組合、ネット銀行でも開設できます。審査に比較的通りやすく、開設がスピーディーなのはネット銀行です。

法人口座が開設できるネット銀行

  • ジャパンネット銀行
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行

ネット銀行は、振込手数料が安く済むことが大きなメリットです。たとえば、ジャパンネット銀行の他行3万円以上の振込は270円ですが、都市銀行のみずほ銀行では同じ振込に756円が必要です。

設立すぐで法人口座がまだ開設できない場合は、とりあえず個人口座で取引を行うことになるでしょう。今回ピックアップしたビジネスカードのうち、三井住友for Ownersとセゾンプラチナの2枚は、法人代表者の個人名義口座でもカード発行が可能です。カード入手後、変更届を出すことで口座を変えることができます。

新設法人におすすめのネットバンク – 中小企業の法人口座開設

ビジネスカードの審査の項目

審査基準はどのビジネスカードも公開しておらず、問い合わせても明確な答えが得られることはありません。ビジネスカードの審査のポイントとして、一般的に以下のようなものが考えられます。

  • 会社の業歴(設立年、資本金、決算)
  • 申し込み本人の信用度

「設立後3年以上」「2期連続黒字決算」でなくても審査に通る可能性がある

ビジネスカードの審査通過の目安として言われてきたことに「設立後3年以上」「2期連続黒字決算」があります。確かに3年も順風満帆でやってきた会社は、ビジネスカードの審査も通過しそうですね。これは、「クリアしていればほぼ審査に通る」目安と考えて良いでしょう。

実際は、設立して日が浅くてもビジネスカードが発行されることはよくあります。逆に、申し込み本人の信用度が低い場合、たとえ会社が順調でも審査に通らないこともありえます。

ビジネスカードの審査において、会社の業歴よりも個人の信用度を重視するビジネスカードを選ぶことができれば、新設法人でも審査通過する可能性が高くなります。それでは、代表者の個人信用次第で入会できるビジネスカードとはどのようなものでしょうか。

審査の必要書類が「本人確認書類のみ」のビジネスカードを選ぶ

審査に必要な書類が「申し込み本人の確認書類」だけというビジネスカードは、法人代表者の個人信用を重点的に審査するカードと考えられます。決算書類などが不要のため、設立1年未満の法人も申し込みできるのは大きなポイントです。ビジネスがまだ軌道に乗っておらず、赤字決算でも発行される可能性があります。

なお、ビジネスカードの審査で必要となる書類には、一般的に以下のようなものがあります。

ビジネスカードの審査で用意する書類

自分で用意する書類 場合により必要となる書類
  • 法人代表者の本人確認資料(運転免許証など)
  • 法人の確認書類
    (履歴事項全部証明書など ※)
  • 引き落とし口座の確認書類
    (通帳のコピーなど)
  • 決算報告書等の財務書類

※ 履歴事項全部証明書は登記簿謄本とほぼ同じ

ちなみに、ビジネスカードの申し込みフォームには、法人に関しての基本情報を入力するようになっています。「設立年」や「事業内容」などは申し込みフォームで申告するため、資料がなくても審査は行われます。場合によっては、電話がかかってきて事業の実態を確認されることもあります。

法人カードの発行審査に必要な書類 – 各社の必要書類

申し込み本人のクレジットカード利用歴が重要

法人代表者の信頼情報は、個人の「クレジットカード利用歴(クレジットヒストリー)」によって判断されます。カード利用歴が優良であれば、カードが発行される可能性が高くなります。反対に、返済トラブルが多かった人は審査に通らない可能性があります。

法人向けのビジネスカードは、個人対象のカードよりも貸し倒れの額が大きくなるため、カード会社も審査を注意深く行います。たとえば、以下のようなカード利用のトラブルなどがあると、審査にマイナスに働きます。

ビジネスカード審査に不利になるクレジットカードの使い方

  • クレジットカードの返済を3カ月以上続けて延滞したことがある
  • 分割購入した携帯電話の電話料金を、3カ月以上続けて延滞したことがある
  • 1年以内に、融資申し込みを複数行なっている
  • クレジットカードを作ったことがない

クレジットカードを持ったことがないというのは、主に30歳以降の場合にマイナスポイントとなります。クレジットカードを一切利用していない=何かトラブルがあってカードを作れない人なのでは、と判断されることがあるからです。

個人で利用しているクレジットカード会社のビジネスカードを選ぶ

愛用している個人向けクレジットカードがある場合、同じ会社のビジネスカード審査がスムーズになることがあります。同じ発行元からビジネスカードが出ている場合は、検討してみても良いでしょう。

個人用クレジットカードの利用歴に延滞などがないのであれば、「この人ならビジネスカードも問題なく使ってくれるだろう」とカード会社は期待します。他社のビジネスカードよりも信用情報が多いため、審査に通過する可能性が高くなります。

それでは、設立間もない会社でも作れるビジネスカードを一枚ずつ説明していきましょう。

ライフカードビジネスライト

ライフカードビジネスライト
「会社設立・開業すぐでも申し込みOK」がキャッチコピーになっているライフビジネスライト。年会費無料でシンプルな基本機能を持っています。新設法人の強い味方となってくれるビジネスカードです。

ライフビジネスライトの基本情報

年会費(税抜) 実質還元率 国際ブランド
無料 ポイントプログラムなし VisaMastercardJCB
ショッピング枠 キャッシング枠 締日と支払日
10万円~200万円 なし 15日締、当月26日・27日・28日・29日または翌月3日払い

ライフビジネスライトは年会費無料が無料となる分、必要最小限のスペックしか持ちません。旅行保険もポイントプログラムも付帯しないため、基本の事業決済用カードとして利用できます。

Web申し込みにすれば、申し込みの手間もあまりかかりません。最短4日でカードが手元に届きます。

ライフビジネスライトにはゴールドカードもあります。年会費はゴールドカードの標準的な金額である10,000円ですが、スタンダードになかった機能やサービスが付帯します。国内・海外旅行傷害保険、空港ラウンジサービスとなどの特典を活用したい方は、ゴールドがおすすめです。

ライフカードビジネスライト

三井住友ビジネスカード for Owners

三井住友ビジネスカード for Owners クラシック
中小企業の代表者・個人事業主向けに発行される三井住友 for Owners 。「設立3年未満でも申し込めます」と公式サイトにある通り、設立後間もなく会社でも申し込むことが可能です。

三井住友 for Ownersの基本情報

年会費(税抜) 実質還元率 国際ブランド
1,250円
初年度無料
0.5% VisaMastercard
ショッピング枠 キャッシング枠 締日と支払日
10万円~150万円 0~最大50万円 15日締め・翌月10日払い
もしくは月末締め・
翌月26日払い

審査に必要な書類は本人確認資料だけです。ただし、キャッシング機能を利用する場合は、所得証明書が必要となる場合があるので注意が必要です。

年会費は初年度無料・翌年は1,250円となっています。スタンダードな機能がそろっている使いやすいビジネスカード です。
信頼できる三井住友ブランドのカードであり、クラシックカード(一般カード)からスタートしてゆくゆくはゴールドカード、プラチナカードへとランクアップを目指せます。

三井住友ビジネスカード for Owners

オリコ EX Gold for Biz M

オリコ EX Gold for Biz
オリコのビジネスカード、EX Gold(エグゼクティブ ゴールド)には発行対象別に2種類のカードがあります。法人代表者向けのカードは、 for Biz 「M 」となります。

オリコ EX Gold M の基本情報

年会費(税抜) 実質還元率 国際ブランド
2,000円
初年度無料
0.6%~1.1% VisaMastercard
ショッピング枠 キャッシング枠 締日と支払日
10万円~300万円 なし 末日締め、翌月27日払い

審査に際して用意する書類は本人確認資料のみ、決算書類や登記簿謄本はいりません。審査が通りやすいゴールドカード評判のビジネスカードです。

ゴールドカードの標準的な年会費が約10,000円のところ、オリコ EX Goldの年会費は2,000円です。負担を抑えて利用できるビジネスカードです。還元率も、ビジネスカードでは0.5%程度が多い中、0.6%~1.1%と高率なのも人気の理由の1つです。

オリコ EX Gold for Biz

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード
最高級のスペックを誇るプラチナカードでありながら、新設法人にも発行実績のあるカードです。アメックスのプラチナカードというステータス性も手に入ります。

セゾンプラチナの基本情報

年会費(税抜) 実質還元率 国際ブランド
20,000円 0.5% American Express
ショッピング枠 キャッシング枠 締日と支払日
審査により個別に決定 最高50万円 10日締め、翌月4日払い

設立1年未満でも審査に通過するという評判のあるビジネスカードです。新設法人ではハードルが高そうですが、審査に通ればプラチナカードの高機能が利用できるので、一考の価値があります。発行期間は最短3日。できるだけ早くカードを利用したい場合に便利です。

気になる年会費は2万円となっています。ただし、年会費の優遇制度があり、年間のショッピング利用額が200万円以上で翌年の年会費が半額の1万円になります(税抜)。使い方次第ではありますが、プラチナカードを年1万円で利用できるとしたら大変お得です。

プラチナカードならではの付帯サービスとして、VIP専用の海外空港ラウンジサービス「プライオリティパス」や補償額最高1億円の海外旅行保険などがあります。海外出張が多い方、ステータス性のあるビジネスカードを持ちたい方に便利な一枚です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
ライフカードビジネスライト
三井住友ビジネスカード for Owners
オリコ EX Gold for Biz

ライフカードビジネスライト 三井住友ビジネスカード for Owners オリコ EX Gold for Biz M セゾンプラチナ
カード
デザイン
ライフカードビジネスライト 三井住友ビジネスカード for Owners クラシック オリコ EX Gold for Biz セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード
年会費
(税抜)
無料 1,250円 2,000円
初年度無料
20,000円
支払い口座 法人名義口座 法人口座 または
申し込み本人の
個人名義口座
法人名義口座 法人口座 または
申し込み本人の
個人名義口座
 
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