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海外旅行保険の充実度で選ぶビジネスカード – 保険の自動付帯

2020/02/07

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海外旅行保険の充実度で選ぶビジネスカード

海外出張のある仕事であれば、海外旅行傷害保険を重視してビジネスカードを選びたいものです。海外旅行傷害保険の補償内容を解説するとともに、補償が充実しているビジネスカードをピックアップして紹介します。

海外旅行傷害保険で補償される内容

海外旅行傷害保険の補償内容には、以下のような項目があります。

傷害死亡・後遺障害 ケガによる死亡・障害が残った場合の補償
傷害・疾病治療 ケガや病気の治療費
賠償責任 他人にケガをさせた・他人のものを壊した場合の補償
携行品損害 持っていたものが盗まれた・壊れた場合の補償
救援者費用 海外で入院し、家族が現地に渡航した場合の費用
航空機寄託手荷物遅延等費用 手荷物の到着が遅れ、着替え等を購入した場合の費用
航空機遅延費用 航空機の欠航や運休による交通費や宿泊費の費用

海外のトラブルにおいて保険金請求の多いものは、「ケガや病気による治療費用」や「入院した際に家族が現地に駆けつける渡航費用」などです。パスポートやスーツケース、カメラなどの携行品盗難や破損のトラブルも少なくありません。

ビジネスカードに付帯する海外旅行保険の特徴

海外での医療費は国内と異なり高額のため、海外旅行保険加入の必要性が高くなります。海外旅行保険に加入するには、一般的に以下の方法があります。

  • 保険会社の海外旅行保険に加入する
  • 海外旅行傷害保険が付帯サービスとなっているクレジットカードを持つ

海外旅行保険 カード付帯のメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 旅行前の申し込みは不要
  • 追加費用が不要
  • 補償期間が長期
  • 利用に条件がある場合がある
  • 単体の保険より補償額は低い

保険会社から販売されている海外旅行保険は、単体の保険商品として補償が手厚く設定されています。保険金額の上限が無制限のものもあり、賠償責任の補償も充実しています。そのかわり保険料を支払う必要があり、補償期間は設定した旅行の日数に限られます。保険料はたとえば、約1週間で3,000円程度となっています。

カード付帯の海外旅行保険は、一般的に単体の保険ほど補償が手厚くはありません。しかし、出張のたびに申し込む必要はありませんし、保険料も不要です。当初の予定よりも旅行期間が延びた、というような時には「補償期間90日間」といった期間の長さに助けられます。

利用付帯と自動付帯とは

ビジネスカードの付帯保険には、補償が適用される条件があります。「利用付帯」もしくは「自動付帯」です。ビジネスカードを所持しているだけでは、保険が適用されない場合があるので、付帯条件を確認しておくことは重要です。

利用付帯と自動付帯

利用付帯と自動付帯の違い

利用付帯 自動付帯
事前に旅行代金をカード払いした場合に適用 ビジネスカードを持っているだけで
自動的に旅行中の保険が適用

利用付帯の保険は、そのカードを旅行のために利用した場合に適用となります。ここでいう「旅行代金」は、指定された内容のものでなければいけません。

自動付帯は、カードを持っているだけで適用される保険です。事前登録や手続きなどは必要ありません。補償期間が設けられており、多くは出国した日から90日間となっています。一度日本に帰るとカウントがゼロになるため、長期の海外滞在の場合は一度帰国することで補償をキープすることができます。

利用付帯で対象となる支払い

  • 旅行会社が企画するツアー料金
  • 搭乗する公共交通機関の料金(航空機、電車、船舶、バスなど)
  • 空港までの電車やバス、タクシー料金

これらの料金のいずれかをカード払いにしておくことで、利用付帯の保険が適用されるようになります。金額の制限はありません。交通費の一部だけをカード決済にしたという場合もOKです。

出張関連の支払いは、基本的にビジネスカード決済をするようにすれば問題はありません。マイルが貯まっていて航空運賃は無料になる、というような場合は、空港までの交通運賃をビジネスカード払いにします。

自動付帯と利用付帯の違い – クレジットカードの旅行保険

追加カードの付帯保険

従業員用に追加カードを発行した場合、本カードと付帯サービスが異なる場合があります。従業員も海外出張がある場合は、追加カードに保険が付帯しているのかを確認しておきましょう。

旅行保険で守られていると、出張先でも従業員が安心して働くことができます。また、見舞金や治療費などを支払う必要が生じた時の負担が軽減されます。

海外旅行傷害保険が充実しているビジネスカード

カード
デザイン
年会費
(税抜)
海外旅行
傷害保険
追加カード会員
JCBプラチナ JCBプラチナ法人カード 30,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
家族特約あり
三井住友プラチナ 三井住友ビジネスカード プラチナ 50,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
三井住友プラチナOwners 三井住友ビジネスカード for Owners プラチナ 50,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
セゾンプラチナ セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円 最高1億円
(自動付帯)
補償対象外
JCBゴールド JCBゴールド法人カード 10,000円
初年度無料
最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
アメックス
ゴールド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 31,000円 最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高5,000万円
(利用付帯)
ダイナースクラブ ダイナースクラブ ビジネスカード 27,000円 最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高5,000万円
(自動付帯2,500万円
利用付帯2,500万円)

海外旅行傷害保険が充実しているビジネスカードは、ゴールドカードやプラチナカードなどハイステータスなカードがほとんどです。これらのカードは高い年会費を支払わなくてはなりませんが、付帯特典も優れています。

海外旅行傷害保険の補償額は高額で、自動付帯分も大きく設定されています。海外によく出掛けるような場合は、自動付帯の保険の方が便利です。出張のたびにビジネスカード利用を気にかける必要がなくなります。

充実した海外旅行傷害保険が付帯するビジネスカードを見ていきましょう。

JCBプラチナ法人カード

JCBプラチナ法人カード

JCBプラチナ法人カードの海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高 1億円(自動付帯)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高1,000万円(自動付帯)
賠償責任 1回の事故につき最高1億円(自動付帯)
携行品損害 1旅行中最高100万円 保険期間中最高100万円
(自動付帯)
救援者費用等 1回の事故につき最高1,000万円(自動付帯)

JCBの法人カードの最高級カードです。プラチナカードにふさわしい高スペックの特典がそろっています。海外旅行傷害保険の他、国内・海外航空機遅延保険も用意されています。

国内・海外航空機遅延保険

乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 最高2万円
出航遅延費用等保険金(食事代) 最高2万円
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等) 最高2万円
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等) 最高4万円

また、JCBでは補償をさらに手厚くすることもできます。損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険off(オフ)」という保険が案内されており、高額になりやすい傷害・疾病治療費用と救援者費用等の上乗せが可能です。付帯保険を利用しつつ、必要な補償をプラスできます。

JCB法人カード

三井住友ビジネスプラチナカード・三井住友ビジネスプラチナカード for Owners

三井住友ビジネスカード プラチナ 三井住友ビジネスカード for Owners プラチナ

三井住友ビジネスプラチナカードの海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高 1億円(自動付帯)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高500万円
(自動付帯)
賠償責任 1回の事故につき最高1億円(自動付帯)
携行品損害 1旅行中最高100万円 年間最高100万円
(自動付帯)
救援者費用等 年間で最高1,000万円(自動付帯)

三井住友ビジネスカードのプラチナカードです。「三井住友ビジネスプラチナカード」は法人のみを対象としており、「for Owners」の方は個人事業主にも発行されます。こちらも、プラチナカードらしい手厚い補償内容となっています。国内・海外航空機遅延保険も用意されています。

国内・海外航空機遅延保険

乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 最高2万円
出航遅延費用等保険金(食事代) 最高2万円
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等) 最高2万円
(衣類購入費等寄託手荷物紛失費用保険金) 最高4万円

三井住友ビジネスカード
三井住友ビジネスカード for Owners プラチナ

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高 1億円(自動付帯)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高300万円 (自動付帯)
賠償責任 1回の事故につき最高5,000万円(自動付帯)
携行品損害 1品あたり最高10万円(自動付帯)
航空券、乗車券、パスポート損害は5万円
救援者費用等 1回の事故につき最高300万円 (自動付帯)

アメックスブランドのプラチナビジネスカードです。クレディセゾンの提携カードであり、年会費は2万円と抑えられています。

自動付帯の保険は最高補償額が1億円です。ただし、追加カードには保険が付帯しないので注意が必要です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

JCBゴールド法人カード

JCBゴールド法人カード

JCBゴールド法人カードの海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高1億円
(利用付帯分5,000万円、自動付帯分5,000万円)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高300万円
(自動付帯)
賠償責任 1回の事故につき最高1億円(自動付帯)
携行品損害 1旅行中最高50万円 保険期間中最高100万円
(自動付帯)
救援者費用等 1回の事故につき最高400万円
(自動付帯)

JCBのゴールドカードです。JCBプラチナ法人カードと同内容の国内・海外航空機遅延保険も付帯します。

年会費は1万円と今回紹介する中では最も安価です。上位カードであるプラチナカードとあまり変わらない補償が付いています。ゴールドカードでありながら、賠償責任補償が1億円ついているのも魅力です。利用付帯分があるので、基本的に旅行費をカード払いにすることをおすすめします。

JCB法人カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード の海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高1億円
(利用付帯分5,000万円、自動付帯分5,000万円)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高300万円
(利用付帯分100万円、自動付帯分200万円)
賠償責任 1回の事故につき最高4,000円(自動付帯)
携行品損害 1旅行中最高50万円(自動付帯)
救援者費用等 1回の事故につき最高400万円
(利用付帯分100万円、自動付帯分300万円)

アメックスのプロパーカードです。ステータス性が高く、人気のある一枚です。補償内容は利用付帯分を含んで最高1億円です。

追加カード会員は、傷害死亡・後遺障害補償は最高5,000万円(利用付帯)となります。それ以外の補償は本カード会員と同額です。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ ビジネスカードの海外旅行傷害保険

傷害死亡・後遺障害 最高1億円
(利用付帯分5,000万円、自動付帯分5,000万円)
傷害・疾病治療 1回の事故、病気につき 最高300万円
(自動付帯)
賠償責任 1回の事故につき最高1億円(自動付帯)
携行品損害 1旅行中最高50万円(自動付帯)
救援者費用等 1回の事故につき最高300万円
(自動付帯)

ダイナースクラブはハイクラスのカードの代表格です。他社のゴールドカード以上のスペックを持つビジネスカードです。補償額は利用付帯分を含んで最高1億円。賠償責任補償も1億円です。

追加カード会員の保険内容は本会員と少し異なります。傷害死亡・後遺障害補償は最高5,000万円(自動付帯分最高2,500万円、利用条件分最高2,500万円)で、それ以外については同額です。

ダイナースクラブ ビジネスカード

カード
デザイン
年会費
(税抜)
海外旅行
傷害保険
追加カード会員
JCBプラチナ JCBプラチナ法人カード 30,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
家族特約あり
三井住友プラチナ 三井住友ビジネスカード プラチナ 50,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
三井住友プラチナOwners 三井住友ビジネスカード for Owners プラチナ 50,000円 最高1億円
(自動付帯)
最高1億円
(自動付帯)
セゾンプラチナ セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス・カード 20,000円 最高1億円
(自動付帯)
補償対象外
JCBゴールド JCBゴールド法人カード 10,000円
初年度無料
最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
アメックス
ゴールド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 31,000円 最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高5,000万円
(利用付帯)
ダイナースクラブ ダイナースクラブ ビジネスカード 27,000円 最高1億円
(利用付帯5,000万円
自動付帯5,000万円)
最高5,000万円
(自動付帯2,500万円
利用付帯2,500万円)
 
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