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会計ソフト – インストール型とクラウド型の違い

2019/05/17

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会計ソフト – インストール型とクラウド型の違い

会計ソフトには、パソコンにソフトをインストールして利用する「インストール型」と、インターネットに接続して利用する「クラウド型」があります。それぞれの特徴やメリットおよびデメリットを紹介します。

インストール型・クラウド型の違いとは?

インストール型は、パソコンにソフトをインストールして利用します。一方でクラウド型は、インターネットに接続して、ブラウザ上でソフトを操作します。

一般的には、初心者向きのサイト構成かつ操作が簡単なのがクラウド型、複雑な処理までできるのがインストール型といわれることが多いです。

クラウド型の「クラウド」とは?

クラウド会計ソフトについて触れる前に、まずは「クラウド」について説明します。クラウドとはクラウド・コンピューティングの略称で、インターネットなどのネットワーク経由で、ユーザーにサービスを提供する形態のことです。

インストール型・クラウド型の特徴の比較

では、クラウド型とインストール型の特徴の違いについて、代表的なものを紹介していきましょう。

特徴の比較一覧 – インストール型とクラウド型

インストール型 クラウド型
インストール 必要 不要
バージョンアップ 有料・必要(手動) 無料・不要(自動)
費用
  • ソフト購入費用
  • バージョンアップ費用
月額制または年額制
対応OS ソフトにより異なる
(MacおよびWindows)
Windows・Mac両方
利用可能デバイス パソコンのみ
  • パソコン
  • スマホ
  • タブレット端末
インターネット環境 不要 必要
画面構成 簡単・初心者向き やや複雑・知識がある人向き
取引データ自動取得機能 無いものが多い あり
・ネットバンキング
・クレジットカード
・電子マネーなど
バックアップ 必要(手動) 不要(自動)
セキュリティ面の心配
  • パソコンのウイルス感染
  • バックアップデータの紛失や盗難
ID、パスワードの漏洩

インストールとバージョンアップ

インストール型は、購入したソフトウェアをパソコン本体にインストールする必要があります。また、毎年のソフトのバージョンアップの際には、有料でバージョンアップをする必要があります。

一方でクラウド型の場合は、ソフトのインストールは不要です。インターネット上で登録を行い、IDとパスワードを発行して利用します。また、バージョンアップについてもメーカーによって自動で行われ、費用も利用料金に含まれます。

初期費用とランニングコスト

インストール型は、初期費用としてソフトウェアの購入費用がかかります。また、バージョンアップが有料なので、必要に応じて別途費用がかかります。しかし、一度ソフトを購入してしまえば、月額の利用料金などは発生しません。

クラウド型の場合、初期費用やバージョンアップの費用はかかりません。しかし、料金形態が月額制または年額制のため、永続的に利用料金を払い続ける必要があります。

対応OSと利用可能デバイス

インストール型の場合、ソフトごとに対応OSが異なり、また現状ではMac対応ソフトはわずかです。利用可能デバイスについては、インストールを行ったパソコンのみ利用可能です。

クラウド型の場合は、Windows・MacどちらのOSでも利用可能です。またパソコンに限らず、スマートフォンやタブレット端末など、様々なデバイスで利用可能です。スマートフォン専用アプリを用意するメーカーもあります。

バックアップ

インストール型の場合、入力したデータはパソコン本体に保存されます。基本的にはパソコンが壊れたらデータも消えてしまうので、ご自身でのバックアップは必須となります。

一方でクラウド型の場合は、入力したデータはクラウド上に保存されるので、利用デバイスが故障しても問題ありません。また、自動でクラウド上にバックアップが保存されるので、バックアップ作成の手間も省けます。

ただし近年では、インストール型でも、バックアップのクラウド保存サービスやオプションが用意されているものもあります。

セキュリティ面の心配

インストール型は、ソフトをインストールしたパソコンにきちんとセキュリティ対策をしておけば、データ流出の心配は低いです。しかし、パソコン本体のウイルス感染の可能性や、バックアップデータの紛失・盗難の可能性がゼロではないことも留意しておきましょう。

クラウド型は、インターネット上のデータ操作なので、ソフトメーカー各社は高レベルなセキュリティ対策を行っています。具体的には、データの暗号化通信や、バックアップサーバの分散などです。しかしクラウド型の場合、IDとパスワードが流出すると、全ての情報が流出してしまうので注意が必要です。

取引データ自動取得機能

クラウド型の場合、取引データの自動取得機能がついています。これは、会計ソフトに連携した各種サービスの取引データについて、ソフトが自動取込を行い処理してくれる機能です。具体的には、インターネットバンキングやクレジットカード、電子マネーなどとの連携が可能です。また、レシートや領収書の情報をスキャンで取り込める機能や、POSシステムや請求書システムとの連携機能があるクラウド型ソフトもあります。

この機能を利用すると、取引明細を一つ一つ打ち込む手間が省けるので、業務効率や正確性が向上します。なお、インストール型でこの機能が付いているものはほとんどありません。

インストール型のメリット・デメリット

では、これまでを踏まえて、インストール型のメリット・デメリットをまとめていきます。

インストール型のメリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
  • オフラインでも利用可能
  • 月額や年額の利用料金が発生しない
  • 他のデバイスで利用できない
  • バックアップやバージョンアップが必要
  • 初心者には難しい

インストール型のメリット

まずインストール型の主なメリット・デメリットは以下の通りです。

オフラインでも利用可能

インストール型の場合、パソコン本体にソフトをインストールするので、インターネットがオフラインでも操作できます。ネット回線に左右されることなく、安定してサクサク操作できます。もし何らかのトラブルでネット回線が途切れたとしてもインストール型であれば問題ありません。

月額・年額の利用料金が発生しない

インストール型の場合、一度ソフトを購入すればそれ以降の月額や年額の利用料金はかかりません。購入時以降の費用発生は、バージョンアップ時のみとなります。

インストール型のデメリット

一方でインストール型のデメリットは、以下の通りとなります。

他のデバイスで利用できない

インストール型は、インストールをしたパソコンでしか利用できません。そのため、パソコン買い替え時にはデータ移行をする必要があります。

バックアップやバージョンアップが必要

インストール型は直接パソコンにソフトをインストールするので、パソコンが故障した場合はデータも消えてしまいます。そのため、こまめなバックアップが必須となります。また、税改正時などの最新版へのバージョンアップも、自ら行わなくてはいけません。

初心者には難しい

インストール型は、簿記や会計についての知識を持っていることを前提に作られたソフトが多く、簿記や会計の知識に自信がない方には難しい場合があります。

クラウド型のメリット・デメリット

では次に、クラウド型のメリット・デメリットをみていきましょう。

クラウド型のメリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
  • デバイスや場所を選ばない
  • 取引データ自動取得機能がある
  • バックアップやバージョンアップが自動
  • インターネット環境が必要
  • 利用料金が永続的にかかる
  • システムメンテナンスの時間がある

クラウド型のメリット

クラウド型のメリットは、以下の通りです。

デバイスや場所を選ばない

クラウド型は、パソコンだけではなく様々なデバイスで利用できます。スマートフォンやタブレットからでも、またOSの異なるパソコンからであっても、IDとパスワードさえあれば操作が可能です。

またインターネット環境があれば、どこからでもアクセスできます。たとえば複数人や遠方の人とデータを共有したい場合、IDとパスワードを共有すればデータ共有が可能です。

取引データ自動取得機能がある

クラウド会計ソフトは、インターネットバンキングやクレジットカード、電子マネーなどの各種サービスを連携することができます。ソフトが自動でweb明細の取込や仕訳をしてくれるので、これらの取引の利用頻度が高い場合は、大幅な時間短縮になります。

バックアップやバージョンアップが自動

クラウド型会計ソフトでは、バックアップが自動保存されるので、ご自身でのバックアップは必要ありません。また、万が一使用デバイスが故障しても、他のデバイスからIDとパスワードを入力してアクセスすれば問題ありません。

さらに法改正時なども、メーカーが自動でバージョンアップをしてくれます。もちろんこの費用はソフトの利用料金に含まれています。

クラウド型のデメリット

一方で、クラウド型のデメリットは以下の通りです。

インターネット環境が必要

クラウド型は場所やデバイスを選ばずに利用できる反面、インターネット環境が整っていないと、動きが遅くなったり使えなくなってしまいます。

利用料金が永続的にかかる

クラウド型の料金形態は、月額制または年額制です。インストール型とは異なり、利用期間中は永続的に利用料金を支払い続けなくてはいけません。

システムメンテナンスの時間がある

クラウド型の場合、定期的に行われるソフトのメンテナンス時には操作ができません。メンテナンスは基本的に深夜や早朝に行われますが、稀に使いたい時に使えないことがあるかもしれません。

どちらを使えばいいの? – インストール型とクラウド型

インストール型とクラウド型には、それぞれメリット・デメリットがあります。

インストール型が向いている人の特徴

  • 簿記や会計の知識をある程度持っている
  • 特定の場所やパソコンでしかデータ入力を行わない
  • 利用する場所のインターネット環境が不安定

クラウド型が向いている人の特徴

  • 簿記や会計の知識に自信がない
  • 場所やデバイスを選ばずに操作したい
  • ネットバンキングやクレジット決済をよく使う
  • バックアップ作成やソフトのバージョンアップが面倒

インストール型が向いている人、クラウド型が向いている人の特徴をそれぞれご紹介しました。どちらに当てはまるかを考慮して、自分に合った会計ソフトを使いましょう。

 
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