アメックスのプロパーカードであるビジネスカードです。個人事業主・法人代表者が申し込めるカードであり、ステータス性のある一枚です。
目次
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの基本情報
年会費(税込) | 実質還元率 | 国際ブランド |
---|---|---|
13,200円 | 0.5% | |
ショッピング枠 | キャッシング枠 | 締日と支払日 |
利用者により異なる | なし | 利用者により異なる |
アメックスビジネスは、アメックスが提供するビジネス用の一般カードです。「アメックス・グリーン」と呼ばれる緑色のカードに特徴があります。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの特徴
- ハイステータスで知られる国際ブランド
- 年会費13,200円で、他の一般ビジネスカードに比べて高額
- 年会費が高額な分、付帯サービスが充実
トラベル関連の付帯サービスが充実
アメックスビジネスはトラベル関連のサービスが多彩です。国内・海外旅行に関わる付帯サービスは、以下のようなものがあります。
アメックスビジネスの主なトラベル関連サービス
- 国内旅行傷害保険 補償額 最高5,000万円(利用付帯)
- 海外旅行傷害保険 補償額 最高5,000万円(利用付帯)
- 会員専用旅行予約サイト
- 空港ラウンジ(国内主要28空港・ハワイ)※同伴者1名まで無料
- 手荷物無料宅配サービス スーツケース1個を無料配送
(成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港) - 無料ポーターサービス(成田国際空港、関西国際空港)
- 空港パーキング料金割引(成田国際空港、関西国際空港)
- 海外での日本語サポート
アメックスビジネスの旅行傷害保険は、国内旅行・海外旅行に設定されています。両保険とも利用付帯で、事前に旅行費用などをアメックスビジネスで支払っている場合に保険が適用されます。
空港ラウンジサービスは、一般的にゴールドカード以上のカードに付帯するサービスです。アメックスビジネスで利用できるのは、国内空港のラウンジとなっています。空港ラウンジはWi-Fi完備の空間で、フリードリンクサービスや新聞・雑誌の閲覧が可能です。同伴者1名まで無料で利用可能というのも大きなポイントです。
アメックス独自のプロテクションサービス
アメックスには「プロテクションサービス」というものがあります。利用者をプロテクト(保護)するサービスです。
アメックスビジネスのプロテクション・サービス
補償額 | 補償内容 | |
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オンライン・プロテクション | 全額補償 | ネット上でカード不正使用に 遭った場合の補償 |
リターン・プロテクション | 1商品3万円まで 年間15万円まで |
カード購入商品の返品を購入店が 受け付けない場合の補償 |
ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円 | 国内外のカード購入商品について 破損・盗難などの損害補償 |
この他、カード盗難・紛失の場合の再発行も対応しています。万一の時にカード利用者が不利にならない、損をしないサービスが整っています。
ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」
アメックスビジネスにはポイントプログラムがあり、実質還元率は0.5%です。ビジネスカードのポイント実質還元率はだいたい0.5%ほどが標準となっています。
ポイントはショッピング利用額に応じて付与されます。貯まったポイントは商品や提携ショップの割引券、マイルなどに交換可能です。
なお、「メンバーシップ・リワード・プラス」というサービスに登録すると、ポイントをさらにお得に利用できるようになります。メンバーシップ・リワード・プラスは参加費として年間3,300円(税込)が必要ですが、マイル移行のレートがアップしたり、ポイント有効期限が無期限となるため、ポイントを活用したい方にはおすすめです。
アメックスビジネスプラチナを目指す第一歩
アメックスのプロパービジネスカードには、3種類のカードがあります。アメックスビジネスはその中で一番ランクが下のカードです。
- アメックスビジネス(グリーン)
- アメックスビジネスゴールド
- アメックスビジネスプラチナ
アメックスのビジネスカード – グリーン・ゴールド・プラチナの比較
アメックスビジネスの審査と発行日数
ステータス性のあるアメックスビジネス。申し込みはハードルが高いと思われる方も多いかと思いますが、実はそうでもないようです。
審査通過率は決して低くはなく、設立一年未満の会社代表者、開業後すぐという個人事業主も審査通過したという実績があります。事業主や代表者本人に支払い能力があると認められた場合は審査に通過する可能性が高くなります。
発行までの日数は早くて2週間、遅い場合は4週間ほどかかります。個人向けのアメックスカードを利用していた人であれば、利用実績情報があるため審査がスピーディーになる傾向があります。
アメックスビジネスを利用するメリットとデメリット
ステータス性が高いことに加えて、付帯サービスが充実していることがアメックスビジネスのメリットです。とはいえ、デメリットがないことはありません。
メリット | デメリット |
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まず、一般カードにしては年会費が高額なことが挙げられます。ポイント還元率も高くはないため、大きなポイント還元を期待するのであれば別のビジネスカードを検討しても良いかもしれません。
アメックスビジネスのその他の情報
- 追加カード発行 家族カード6,600円
- ETC年会費 550円/枚 最大20枚まで発行可
- 支払い方法 1回払い
- ビジネス・コンサルティング・サービスで経営相談が可能
- ビジネス情報提供サービス「ジーサーチ」年会費無料(登録制)
- ビジネス情報調査代行サービス 年会費無料(登録制)
- カードローン「VIP Loan Card for American Express」
- Web利用明細書サービス 利用明細をCSV、Excelファイル形式でダウンロード可
- 福利厚生プログラム「クラブオフ」年間登録料無料・ホテルなどの契約施設を優待料金で利用可
国際ブランドとしてのAmerican Expressは、世界的に見るとVISA(ビザ)やMastercard(マスターカード)ほど加盟店がありません。アメックスはJCBと提携しているため、国内では使えない店は数少ないのですが、ヨーロッパ方面では使い勝手が悪くなる可能性があります。
海外出張などが多い方は、VISAまたはMastercardのカードをサブカードとして用意しておくと安心です。