ビジネスカードは、従業員用に追加カードを発行することができます。しかし、2枚以上カードを発行すると、その分年会費もプラスされるのが一般的です。何枚でも追加カードを発行できて、なおかつコストのかからないビジネスカードを紹介します。
目次
追加カードの上限と年会費
ほとんどのビジネスカードで追加カードが作ることができます。その中で発行枚数の制限がなく、追加カードの年会費がかからないものをピックアップしてみました。
追加カードの上限と年会費
カードデザイン | 追加カード 発行枚数 |
親カード 年会費 (税込) |
追加カード 年会費 (税込) |
|
---|---|---|---|---|
ライフカード ビジネス |
枚数制限なし | 無料 | 無料 | |
ダイナースクラブ ビジネスカード |
枚数制限なし | 29,700円 | 無料 | |
三井住友ビジネスカード for Owners | 枚数制限なし | 1,375円 初年度無料 |
1名につき 440円 初年度無料 |
三井住友ビジネスカード for Ownersはインターネットからの入会で初年度無料になります。
追加カード年会費は本カード年会費よりも低価格
ビジネスカードは基本的に年会費が必要です。追加でカードを申し込むと、枚数分の年会費を支払わなければなりません。本カードの年会費よりも追加カードの年会費は安いのですが、コストはできるだけかけたくないものですね。
追加カード年会費が無料のものは多くはありません。複数の従業員にカードを作る場合は、カードスペックを検討した上で、できるだけ安価なものを選ぶことをお勧めします。
追加カード年会費が無料のビジネスカード
- ライフカードビジネス
- オリコ EX Gold for Biz M(発行枚数は3枚まで)
- ダイナースクラブビジネスカード
追加カードの発行枚数に制限がないカードは多い
追加カードは、経費の支払いに責任を持てる従業員に作ります。従業員全員分を申し込むわけではありません。それでも、発行枚数の上限を気にせず作れる方が便利でしょう。
今は従業員にカードを用意する必要がなくても、今後は従業員が増えるかもしれません。発行枚数に制限のないビジネスカードは意外と多く、選択肢もたくさんあります。
追加カード発行枚数に制限のないビジネスカード
利用限度額は全カードの合計額
追加カードを作るときに注意しなければならないことの一つが、ショッピング利用枠です。カード支払いには上限額があり、審査によって個々に決定します。利用枠はカード送付時に「利用枠:◯◯万円」と通知されます。
利用枠は、本カードと追加カードすべてを合わせた枠として設定されています。利用枠が100万円の時、カードそれぞれが100万円使えるわけではありません。追加カードを何枚も作ると、1枚あたりで使える額が小さくなってしまい、運用しづらくなります。
従業員カードの利用ルールを決める
従業員用の追加カードを運用するときは、あらかじめ利用のルールを決めておくとよいでしょう。会社や事業によって必要なルールは異なりますが、あると良いルールとして以下のようなものが考えられます。
- 出張時の利用:経費利用となる使い方
- 利用の申請:カード利用の事前申請、利用記録
- 明細確認:利用明細を確認するタイミング
- 利用枠配分:各カードの利用可能額の割り振り
経費にできるか・できないかの認識が従業員によって違うことはよくあるケースです。また、不正利用を防ぐカード管理ルールも必要です。追加カードは、利用者全員がルールを理解した上で運用することをおすすめします。
それでは、追加カード発行に便利なビジネスカードを紹介しましょう。
ライフカードビジネス
追加カード発行枚数 | 親カード年会費(税込) | 追加カード年会費(税込) |
---|---|---|
枚数制限なし | 無料 | 無料 |
年会費無料のビジネスカード
ライフカードビジネスは、ビジネスカードの中でも珍しい「年会費永年無料」のカードです。本カード年会費が無料で、追加カードも無料です。コストを一切必要としないことで人気があります。追加カード発行の上限もなく、何枚でも申し込めます。
ビジネスカードの基本機能は押さえられており、これ一枚で経費の流れを一本化できます。無料ながらショッピング利用枠は大きく、最高500万円までとなっています。そのかわり、ポイントプログラムや旅行保険といったプラスαのサービスはありません。
ビジネスカードのデビューに最適
事業を初めたばかりで初のビジネスカード、という方にも優しいライフカード ビジネス。スタンダードカードにはポイント還元がありませんが、事業が大きくなったら、ポイントプログラムのあるライフカード ゴールド ビジネスにランクアップしても良いでしょう。
ダイナースクラブビジネスカード
追加カード発行枚数 | 親カード年会費(税込) | 追加カード年会費(税込) |
---|---|---|
枚数制限なし | 29,700円 | 無料 |
ハイステータスのビジネスカード
国際ブランドの1つ、ダイナースクラブが発行するビジネスカードです。追加カード発行枚数に制限は設定されておらず、年会費も無料となっています。これらの条件はライフカード ビジネスと共通なのですが、カードの性格はまったく違います。
ダイナースクラブビジネスカードの一番の特徴は、ステータス性の高さと言えるでしょう。本カード年会費は29,700円と高額です。ショッピング利用枠には一律の制限が設けられておらず、付帯保険も最高1億円の補償となっています。グルメやビジネスサービスも充実しており、年会費の高さに釣り合うハイクラスの特典を利用できます。
審査基準も信用度もハイレベル
ダイナースクラブビジネスカードは、審査のハードルも高くなっています。追加カードが作りやすいといって簡単に手に入るカードではないかもしれませんが、社会的な信用を得たい方におすすめしたい一枚です。
三井住友ビジネスカード for Owners
追加カード発行枚数 | 親カード年会費(税込) | 追加カード年会費(税込) |
---|---|---|
枚数制限なし | 1,375円 初年度無料 |
1名につき440円 初年度無料 |
インターネットからの入会で初年度無料になります。
標準的な機能を備えたベーシックなビジネスカード
三井住友カードのビジネスカードのうち、中小企業の代表者と個人事業主向けに発行されているカードです。追加カード発行枚数に上限はなく、追加カード年会費はインターネットからの申し込みで初年度無料、2年目より1名につき440円となっています。
本カードの年会費については、2年目から1,375円かかることになっていますが、リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」を使って年1回以上のカード利用があれば、翌年度の年会費が無料となります。(一般カードの場合。ゴールドカードでは年会費11,000円が半額になる)
三井住友カードのプロパーカードとして信頼性の高いビジネスカードです。年会費も手頃で、標準的な機能がそろった使い勝手の良いカードとなっています。海外旅行傷害保険が付帯しており、ポイント還元プログラム、電子マネーが利用可能です。個人事業主であればキャッシング機能も使えます。
申し込みしやすく、ランクアップも可能
公式サイトには、「設立間もない企業でも入会できます」と記載されています。三井住友ビジネスカード for Ownersはゴールドカードやプラチナカードもあるので、クラシックカードからスタートしてランクアップしていくこともできます。
三井住友ビジネスカード for Owners
ライフカードビジネス
ダイナースクラブビジネスカード
カードデザイン | 追加カード 発行枚数 |
親カード 年会費 (税込) |
追加カード 年会費 (税込) |
|
---|---|---|---|---|
ライフカード ビジネス |
枚数制限なし | 無料 | 無料 | |
ダイナースクラブ ビジネスカード |
枚数制限なし | 29,700円 | 無料 | |
三井住友ビジネスカード for Owners | 枚数制限なし | 1,375円 初年度無料 |
1名につき 440円 初年度無料 |